バドミントンにおいて、「リストスタンドしてね」というアドバイスを受けることがあります。
リストスタンドとは一体何のことなのでしょうか。
英語の意味をそのまま日本語に訳して、「手首を立てた状態」のことを表します。
どうして手首を立てた状態にする必要があるのでしょうか。
また、慣れるまでは意識しないとリストスタンドすることが難しいと思います。
私もバドミントンを始めたばかりの頃はリストスタンドを意識する余裕もなく、癖づくまでとても大変でした。
しかし、一度癖がついてしまえば楽です。
この記事を読んで、あなたにもリストスタンドをすることのメリットや矯正方法をぜひ知っていただきたいと思います。
【バドミントン】リストスタンドとは?
リストスタンドとは、そのまま日本語に訳して手首を立てた状態を示します。
手首を直角に曲げて立てようとする必要はありません。
バドミントンでは力んでしまうのが良くないからです。
脱力をしつつ、手首は120度くらい
また、常にリストスタンドしていなければいけないというわけではありません。
リストスタンドした方が良い場合もあれば、しない方が打ちやすい場合もあるのです。
それについては後ほど説明いたします。
リストスタンドをするメリットとは・・・
なぜリストスタンドをする方が良いのでしょうか。
実際に比べてみると分かりやすいと思います。
〈リストスタンドをしていない状態〉
手のひらを内側に向けた状態で腕を伸ばして下さい。
そして、親指が一番上にあると思いますが、親指を手首より下げてラケットを真っ直ぐ持ちます。
この状態で、左右にラケットを振ってみると、力が入らずキレの無い動きになり、ラケットの軌道も安定しないはずです。
〈リストスタンドをした状態〉
先ほどと同様に、手のひらを内側に向けた状態で腕を伸ばし、親指を手首から120度くらいの角度に立ててラケットを握ります。
ラケットは自然と立った状態になると思います。
その状態で、左右にラケットを振ってみて下さい。
振るときには、「回内・回外」の運動を使って、手首を内側・外側に倒す動きを繰り返します。
ラケットの軌道に安定感があり、力も入りやすいはずです。
リストスタンドをすることによって、手首を回転させる「回内・回外」運動を使えるので、安定した動きになります
また、ラケットを立てた状態で構えることで、次の対応が速くなります。
すぐに返す準備ができていることになるので、構えている時はラケットを立てることを意識しましょう。
リストスタンドをしなくてもよい場面
リストスタンドをした方が良い場面は、
- 構えている時
- ドライブやプッシュ系のショットを打つ時
- 攻撃系のロブを打つ時
などです。
逆に、手首をぶらんとしている方が良い場面は、
- やわらかいショットを打ちたい時
- 手を伸ばしてギリギリのショットを取る時
などがあります。
「ずっとリストスタンドしてなきゃ!」
と考えが固まってしまうと上手くいかなくなる時が出てきます。
柔軟に考えて対応していきましょう。
リストスタンドの矯正方法はあるの?
私はリストスタンドを癖づけるのに結構苦労しました。
バドミントンのラリーに集中するとついラケットを下げてしまって反応が遅くなる時もありました。
そんな時に私が教わった方法があります。
それでかなり楽に癖づきました。
少し荒技ですか、ぜひ参考にしてみて下さい。
輪ゴムを使った方法
まず、太めで長めの輪ゴムを用意します。
それを手首をリストスタンドした状態を保てるようにラケットと固定します。
そのようにして強制的にリストスタンドさせることができます。
ランニング中に癖づけする方法
アップなどでランニングをする時に、ラケットを持って、立てた状態で走りましょう。
そうすると、私はシャトルを打っていない間もリストスタンドを維持することができるようになりました。
まとめ
- 【バドミントン】リストスタンドとは?
- リストスタンドをするメリットとは
- リストスタンドをしなくてもよい場面
- リストスタンドの矯正方法はあるの?
リストスタンドについてご説明してきました。
慣れるまでは意識することが必要ですが、ある程度できるようになると意識し過ぎない方が下手に力まずにプレーすることができると思います。
柔軟な考え方をして楽しみながらバドミントンをする方がより上達も早いと実感しています。