バドミントンは体育館でしか練習できない、練習相手がいないと練習にならない!なんて思っていませんか?
縄跳びができる場所であれば、どんな場所でも練習できるのでおすすめですよ。
また、体育館が開く練習前の時間に、アップを済ませたい、そんな時の練習メニューとして縄跳びトレーニングが人気です。
日本代表選手も練習メニューに組み込まれていたり、休みの日などは自宅でのトレーニングメニューとして縄跳びが行われています。
そして試合会場ではウォーミングアップとして縄跳びをする選手もいるぐらい、バドミントン選手は縄跳びをする機会が多いです。
さて、なぜバドミントンのトレーニングメニューとして縄跳びをするのかというと、全身トレーニングができることは勿論、フットワークのリズム感や集中力が鍛えられるんです。
跳び方やメニューによって鍛えらるポイントが変わってきますので、私自身がフットワークのリズム感を鍛えることができた縄跳びメニューを中心に、ご紹介していきます。
バドミントンのフットワークに大切な二つのポイント
リアクションステップはご存じですか?
動き出す前にするモーションで、フットワークを速く軽やかにするためにも必要なステップです。
相手が打ったと同時に構えた姿勢で軽くジャンプ(ステップ)をして次の動きに繋げます。
このステップを練習するのに、縄跳びトレーニングが最適と言われています。
そもそもフットワークとは何か?シャトルに追いつき打ち返すために必要な動作です。
そして以下の2つがフットワークにおいて大切なことになります。
- シャトルを打たれてからどれだけ速く動き出せるか
- フェイントに引っかかっても素早く反応できるか
①は瞬発力、②は体幹の強さ、が重要です。
縄跳びをすることで、動いてきた縄に合わせて素早くジャンプする、そしてテンポよく何度も連続して跳ぶことで瞬発力が鍛えられます。そしてジャンプと縄を跳ぶことを合わせて行うことで全身のトレーニングにもなり、体幹が鍛えられます。
縄跳びは常に一定のスピードで回さなくては縄は止まってしまいますし、一定のスピードではないと跳び続けることが困難になります。
バドミントンも同様にラリー中は動き続けなければなりませんので、縄跳びトレーニングは有効とされ多くの選手が取り組んでいるトレーニングです。
縄跳びで行うフットワークのトレーニングメニューとは?
ただ、前跳びを行うだけでも全身トレーニングになりますので良いのですが、せっかくだからバドミントンに合わせて、より効果的なトレーニングを行いましょう。バドミントン選手がよく跳び方は以下の通りです。
- 前跳び
- 二重跳び
- 片足跳び
- ランニング跳び
- ステップ跳び
0:47辺りで行われている基本ステップに合わせて縄跳びで跳びます。
バドミントンのフットワーク向上に特に効くのは、二重跳び、片足跳び、ステップ跳びです。
私自身がよくやる練習メニュー
ステップ跳びで20回、二重跳び30回、ステップ跳び20回、片足跳び20回左右+駆け足跳び20回、ステップ跳び20回、二重跳び30回、ステップ跳び20回を1セットで3本
180回×3本は540回で約10分ほどのトレーニングになります。
初心者の方がいきなりやるにはきついと思いますので、回数やセット数を減らして試してみて下さい。
ちなみになぜいろんな種目を入れて続けて跳ぶかというと、バドミントンのラリーを想定して、長いラリーの中でも急に速くなったり急に遅くなったりなど緩急ある動きになるため、このような形で練習しています。
一回やったからすぐにフットワークが変わる、というわけではありませんが、1週間ほどトレーニングを続けてみるとフットワークで足がスムーズに出せるようになったり、息切れすることが少なくなったり、足を出すとき足を引くときのスピードが上がったり、自分でも実感できる効果が出てくると思います。ぜひ、続けてみましょう!
バドミントンに合わせて縄跳びで心肺機能を鍛えたいなら
二重跳びを1分間→休憩40秒→二重跳びを1分間→休憩40秒で20回行いましょう。
勘が良い人はわかるかな?バドミントンの試合を想定したメニューになっています。
まとめ
- リアクションステップは縄跳びトレーニングでイメージをつけやすい
- バドミントンに合わせた縄跳びメニューを行う
バドミントンにおいて縄跳びトレーニングはとても効果的で、フットワークのリズム感を鍛えれることから、初心者の方のフットワーク練習にはおすすめです。
また、ジュニアの子たちは縄跳びを遊び感覚で楽しむことができるので、縄跳びトレーニングも楽しく行ってくれるはずです。ぜひ試してみて下さい。