ロブは、相手のコート奥に大きく上げるショットのことを言います。
ロブにも種類はありますが、大きく上げることで自分の体勢を立て直したり、滞空時間を稼ぐことで、相手のミスを誘うことができます。
そしてフェイントロブを混ぜることにより更に相手のミスを誘えたり、相手が体勢を崩し、チャンスを作ったりすることができたりします。
しかしフェイントのロブを繰り返してしまうと、相手はそれに慣れてしまい、全く意味のないただのロブと変わらなくなります。
例えですが、時々冗談を言う人であれば、おもしろいと感じると思いますが、いつも冗談ばかりする人と話をしていると「もういいわ!」ってなってしまいますよね。バドミントンのフェイクショットも同じです。
覚え立ての頃は、普通に返してラリーをすれば良いものの、馬鹿みたいに同じフェイントロブを使ってしまい、最終的に意味の無いただ浅く上がったロブになってしまい、スマッシュを打たれて決められてしまうことがありました。
それを踏まえた上で、今回のバドミントンの「フェイントロブ」の打ち方について解説をしていきたいと思います。
バドミントンのフェイントロブのメリットとデメリット
上記で簡単に説明はさせてもらいましたが、フェイントを使うことによって相手のミスを誘ったり、点数に結びつけたり、相手の体勢を崩したりとメリットも多い半面でデメリットも存在します。
フェイントロブのメリット
フェイントロブを打つことで、普通に上げるロブショットも脅威になります。
一回フェイントロブを見せて、相手がバランスを崩したり、自分の点数に結びついたりすると、相手は同じ所に打ったときに「もしかしたらまたフェイントが来るかもしれない。どっちが来る!?」ととっさに考えてくれます。
ただロブを上げただけなのに、相手からしたら2パターン以上に何が来るか分からない状態で考えなくてはならなくなるため、相手の足を止めたり、普通のロブやヘヤピンで点数が取れたりと、一回見せるだけで、他のショットを脅威にすることができます。
フェイントロブのデメリット
ダブルスだとあまり大きな効果を得られません。
なぜなら相手が二人いるので、ダブルスは早いタッチを求められることが多いからです。
そして上記でも伝え通り、何度も使うと相手も対応ができるようになってくるので、1試合(21点2セットの合計42点)で決まるのは5回ぐらい?試合の運び方によっても変化してきますし相手のうまさによっても変わってきます。
しかし、やはりフェイントは点数に結びつきやすいのでここからは、打ち方等を説明していきます。
バドミントンでのフェイントロブの打ち方の練習方法とは?
とは言っても「フェイントロブってどう打つの?」となってしまいますよね?
基礎ができていれば簡単に打てますが、まずはロブがしっかり打てないと難しくはなってしまいます。
そして、フェイントの練習って高校生の時はやったことがなく、自然と身についた感じなのでフェイントの練習があるのであれば、逆に教えてほしいです。
フェイントロブを打つためというわけではありませんが、壁打ちであれば、相手を気にすることなく永遠と打ち続けることができます。
基礎のショットの精度を上げるのも自分の打ちやすいフェイントロブを作り上げる意味でも壁打ちはおすすめです。
初心者の方は必見なのですが、「フェイントは基礎の応用」です。基礎のショットが固まると「もしかしたらこうやって打ったらフェイントになるかな?」となるのではないかと思います。私はそうやって覚えた記憶があります。
フェイントロブの打ち方(フォア・バックハンド編)
でも実際の所フェイントロブは簡単に打てるショットがあるので、簡単に打てるフェイントロブを紹介します。
- 上で構えて
- 引いて
- 打つ
ラケットを上に構えて、ヘアピンと見せかけて引いて打つショットは結構色んな人がやっているので、簡単にできるとは思います。
私は、半年ぐらいやっているうちに中学経験者の高校同期の子がやっていたのをまねてできるようになりました。
あとは、目線と違う方向にロブを上げるのもフェイクロブになります。目線でだますためには、手元を見なくても打てる必要があるので、少し難しいです。
フェイクショットを覚えたから、勝てるというわけではないので、そこはしっかり覚えておいて下さい。
まとめ
- バドミントンのフェイントロブのメリットとデメリット
- バドミントンでのフェイントロブの打ち方の練習方法とは?
- フェイントロブの打ち方(フォア・バックハンド編)
いかがだったでしょうか?簡単なフェイントロブであれば、個人差はありますが、初心者でも、三ヶ月ぐらいで一応覚えることはできます。
もう何度もここで言っていますが、フェイントショットのコツはまずは基本が大事です。
基礎が固まらない状態でフェイントロブを覚えたり、別のフェイントショットを覚えてしまうと、変な癖が付いてしまうので、そこだけは注意して下さい。