バドミントン初心者の方はどのようにラケットを振ればいいか、正しい動かし方を理解できないと悩んでいませんか。
「上からラケットを振る」と言われても、シャトルに向かってシャフトの先端を向けてシャトルが近づくに連れて肘を前に出して手首とラケットを後ろに動かしテイクバックを入れる。
少し溜めを作ってシャトルに向けてラケットの面を作って前に動かす、そしてシャトルを打ったら利き手と反対の足の横に向けてラケットを振りぬく。
頑張って文章にして説明してみましたが、これで理解できる人は滅多にいません。難しいですよね。
そのため、私は「振り方を簡潔に教えて欲しい」と言われたら、タオルを振ることをおすすめしています。
バドミントンを始めたばかりの小さなお子様もタオルを振ることで、オーバーヘッドストロークの腕の振り方を理解してくれました。
とても簡単なので、ご家庭にあるフェイスタオルを振り方をご紹介しますので、ぜひ試してみて下さい。
タオルをオーバーヘッドストロークとバックで振ってみよう!
フェイスタオルの端を持ち振ってみて下さい。
結構重く振りぬきづらいと感じませんでしたか?
うまく振れなかった方はタオルの片方の端をゴムで縛ったり、タオル自体を結んだりして少し重みをつけましょう
重みがあるほうの逆側を持ち振りぬくと、やりやすくなると思います。
振ったときの音はどうでしたか?「バシッ」もしくは「シュッ」と音が出たら正しく振れていると考えて良いと思います。
また、きれいに円を描くように回っているかも確認して下さい。
うまく振れていないと音がでません。
力がうまく伝わらず、タオルが曲がっていたりスイングが遅かったり原因があるので、なぜ音が出ないのか考えながらやってみましょう
できるようになったら、普段打ちづらい、と思うことが多いラウンド側やバックハンドでも振ってみましょう。
バドミントン歴も長く、ある程度正しく振れていると思う私でもバックハンドでのタオル素振りはうまくできません。
特にハイバック(バックハンドで後方からクリアーを打つとき)はタオルへの力の伝わり方が悪く、綺麗に振ることができませんでした。
ただ、これは何度も練習して正しい振り方・力の入れ方を知ることで、ラケットを持った時のハイバックがうまくできるようになりました。
自分が苦手なコースをタオルでの素振りで練習することはおすすめです!
タオルでバドミントンの素振りは手打ちの矯正に効果的
「手打ちしてるから、力が伝わってないんだ」なんて言われたことはありませんか?
バドミントンは全身スポーツです。
どのような体勢でショットを打つにしても「手だけ」で打つことはありません
例えばフォア前からロブを打つ際も、利き手側の足に踏み込み力が伝わり、腕を振りながら肩、肘、手首と力が伝わりシャトルに当たる、そしてインパクト後もフォロースルーでシャトルの飛び方が変わってきます。
一連の動作が必要、と頭では分かっていても手打ちになってしまう方は、身体を思い通りに動かせていないことになります。それが一番矯正できるのがタオル素振りです。
やり方は上記で述べた方法ですが、フットワークも入れて普段の練習でもやってみると自分の問題点が見えてくると思います。
タオルを使ったお家でのトレーニング
せっかくタオルを使って家での素振りをするなら、最後にこのメニューを取り入れてみましょう!!
タオルを床に置き、両足の指を乗せて、掴んで離す、掴んで離す、を繰り返します。
これをすることで脛(すね)の両方に付いている筋肉を鍛えることができフットワークでの細かな動きがやりやすくなります。
足指で床や地面を押す感覚も鍛えることができますし、足がつる人はそれの防止にも繋がります
またフェイスタオルの端と端を手で掴み、万歳しながら左右に身体を倒したり、ひねったりしてストレッチをしましょう。タオルがあることで、何も持たない状態よりしっかり身体が伸びると思います。
まとめ
- タオルを使ってオーバーヘッドストロークとバックハンドの素振りをする
- タオルでの素振りは手打ちの矯正になる
- タオルでのトレーニングは素振りだけではない
今回はバドミントンにおいて、タオルを使った素振りについてご紹介しました。
初心者の方には特におすすめなトレーニングです。
小さなお子様であれフェイスタオルが床に付いてしまって大きいとお困りの場合は、ハンカチを紐で縛って振り回すのも良いですよ。
先端に少し重みがあれば振り方を理解するのに最適です。ぜひ、試してみて下さい。