スポーツをやるなら小さいころから、早くから練習して、ライバルより上手にさせてあげたい。
あなたもきっとそう思っていますよね?
できればオリンピックにも・・・。
今回はそんな夢が叶う第一歩の練習メニューを紹介します。
いろんなタイプの子供たちとバドミントンをして経験から学びました。
もし私が小学生だったらこの練習メニューを必ず毎日こなしてしたと思う内容になっています。
野外だけでなく、自宅練習の方法も紹介するので、雨の日や夜でも安心して体を動かしましょう!
強くなる子供はバドミントンが大好き!?
突然ですが、小学生の体力ってものすごいですよね!
特に好きなことになると、無尽蔵(むじんぞう)に体力を発揮して、いつまでもやり続けてたりします。
私自身、小学生の時はそんな感じでしたし、きっとあなたにもそんな経験があると思います。
強くなる子供の条件もそれと同じで、バドミントンに限らずあらゆるもので強くなる、つまり周りより優れた能力を発揮できるようになるにはそれに時間をかけるしかありません。
時間をかけて練習をするからこそ、周りより強くなる子供になれるのです。
まずはバドミントンを好きになろう!
そのためには小学生の持つ興味を刺激して、バドミントンを好きになってもらう必要があります。
これ楽しい!と思ってくれれば、小学生の練習量は自然と増えて、どんどん強くなるための下地を自分で作ってくれるというわけです!
好きこそものの上手なれってことですね。
そのためまずは、公園などで簡単なラリーをして興味を引いてあげましょう!
大人がやってるとやってみたくなるのが小学生
きっと楽しんで触ってくれますよ!
そこでうまく興味をもってくれればもう大丈夫!
正しい練習メニューを組んであげれば強くなる子供の誕生です!
しかし、小学生はまだ体を作っている段階なのでキツイ筋トレ等は逆影響を出しちゃうこともあります……。
なので、レジャー感覚でできて、きっちりと中学生以降の本格的な練習の役に立つ自宅練習できる楽しい練習メニューを2つ紹介します!
小学生でもできる!飽きない練習メニューでグリップを覚えよう!
バドミントンで最も大事なことの一つに、グリップがあります。
バドミントンで強くなるためには、イースタングリップに慣れる必要があるので、当然持ち方の練習をする必要があるのですが……、正直小学生にとっては退屈な内容になってしまいます。
そこで、やってみてもらいたいのがシャトルを拾う練習!
これはバドミントンの手首の使い方を簡単に学べる方法で、たかがシャトル拾いと思うかもしれませんが、とても重要な技術です。
そしてこれが一番大事なのですが…、何よりカッコイイです!(笑)
バドミントンのクラブを始めたころ、クラブの先輩がこれをやっているのを見て当時同級生たちとスゲー!と盛り上がってみんなで練習したのを今でも覚えています(笑)。
実際の試合でも、シャトルをラケットで拾ってないと(地区大会の予選クラスだとそのレベルの人も実際にいます)「あ、この人は基礎ができてないな?」と舐められちゃいますよ!
少し話がずれちゃいましたが、小学生はカッコいいもの大好きですよね?
なので、先に話したレジャーでバドミントンをしたときなんかにちょっと大人がシャトルをラケットで拾って見せれば、目を輝かせて真似したくなると思いますよ!
その好奇心を利用して、グリップの練習をさせちゃいましょう!
この練習メニューでのポイントは、コレです!
イースタングリップでシャトル拾い!手首の使い方を学ぼう!
これは、小学生にはちょっと難しいので、大人がちゃんと確認をしてあげてください。
ポイントは、グリップの角に指を添わせるように持つことです。
そして、グリップができたらいよいよシャトル拾いです。
シャトルの横にラケットを付けて、一気に手首を返すのがコツになります。
まずはフォアハンド側から練習してみましょう!
この手首を返す動きが、慣れないうちは中々できないのですが、これができるようになればバドミントンの手首の使い方の基礎をマスターできてますよ!
この動画に実際のやり方がのっています。短い動画ですので練習前に見てみるといいと思いますよ!
シャトルリフティングで遊びながら自宅練習量を増やそう!
シャトル拾いが出来るようになってきたら、並行して挑戦してほしい自宅練習メニューがこのシャトルリフティングです。
百聞は一見に如かず!まずは動画を見てください。
こちらの0:57~2:08あたりの内容をまずはやれるようになりましょう!
2:09~の内容はかなり応用的になるので、2:08までが簡単に出来るようになったら、ぜひチャレンジしてみてください!
これがシャトルリフティングです!動画の通り、慣れてくれば狭いスペースでポンポンと遊びながら練習量を増やせますよ!
自宅練習にピッタリですね!
慣れるまでは周りの家具などの破損が怖いので、ある程度スペースが取れるところでやらせるようにしてくださいね!
普段から小学生がちょっと暴れられるようなスペースなら大丈夫です(笑)
この練習メニューのポイントはコレです!
正しいグリップでショットを学ぶ!イースタングリップは大丈夫?
シャトルリフティングは実戦のショットとは違い真上に上げるものになりますが、ヘアピンやレシーブに近いショットを連発するものになります。
この時にシャトル拾いで学んだイースタングリップがちゃんとできているかを大人の目で確認してあげてください。
この練習メニューで強くなる子供になれるかどうかは、正しいグリップでショットを打つ習慣をつけられるかどうかにかかっています。
せっかく習量を増やすなら、勝つための練習メニューにしたいですよね?
そのためには、多少面倒でも大人が子供をサポートして、限られた練習量で効率よく強くなるようにしてあげましょう!
オーバーヘッドストロークで差をつけろ!誰でもできる練習メニュー!
ここまでは、自宅練習できて楽しい練習メニューを紹介してきました。
ですが、この内容はちょっと専門的で、十分小学生がバドミントンの強くなる子供の状態になれたらようやくやるべき練習メニューです。
少し難しいですが、小学生のうちに覚えておけば中学生になって練習量が増えるときに周りよりも優位に立てるでしょう!
その練習とは、オーバーヘッドストロークです。
バドミントンの基本であるこの動作は、ハイクリア、スマッシュ、ドロップ、カットと数多くのショットを打つ際に用います。
このオーバーヘッドストロークを覚えるファーストステップは、十分自宅練習できます。
その練習メニューがこちらになります!
シャトルを投げろ!オーバーヘッドストロークのフォーム確認!
実はオーバーヘッドストロークは、野球ボール等を投げるオーバースローの投げ方と割と似ています。
小学生にもなじみ深いスポーツで例えることで、すんなりとやり方がわかるでしょう!
なので、この練習をするときは、
- 両足を開き、前方向に垂直になるように立つ。この時左足が前に来るようにする(右利きの場合)。
- ラケットを持たずに、シャトルを持って野球ボールを投げる感じでオーバーヘッドスローをする。
- この時に、慣れないうちは足を固定、入れ替えない。
といった手順から始めてみましょう。
これで、シャトルを真っすぐに狙ったところに投げられるようになったらラケットを持ってまずは足を入れ替えずに振り抜いてみましょう。
割と違和感があり、振り抜きにくいはずです。
ここでようやく足を連動させて、振り抜く際に左右の足を入れ替えてみましょう。
これができるようになれば、オーバーヘッドストロークのフォームを体が覚えたことになり、強くなる子供としてまた一歩先に進めたことになります。
文字だけでの説明だとちょっとわかりにくいので、フォームの参考動画を紹介しておきますね!
こちらの0:20~0:43の動きが、小学生の練習を見てあげる時にわかりやすい、横からの視点でのオーバーヘッドストロークの正しいフォームを映してくれています。
小学生の時期の練習メニューで大事なのは練習量よりも、正しいフォームやグリップを身に着ける
ことです。
練習量は中学生になってから、クラブでかなりの量を行うことになります。
その時に、正しいフォームやグリップでそれを行うことができるようになっていたら、同じ練習メニューでも効率が何倍にもなって、強くなる子供になれるでしょう!
まとめ
- まずはバドミントンを好きになろう!
- シャトル拾いで正しいグリップを確認
- シャトルリフティングで楽しんで練習量を増やそう!
- フォームを覚えて、強くなる子供に!
バドミントンを小学生の頃から練習して、強くなる子供になるためには、やっぱりまず楽しむことが第一ですね!
そのため、最初はレジャー的な練習で、小学生の心をつかんだ方がいいです!
慣れてきたら徐々にフォームなどを覚える練習メニューを組んであげましょう!
そうすれば、中学生になったときにグンと伸びやすい強くなる子供になれますよ!