試合が接戦になる程、ミスは許されず重要な場面で、悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか?
悔しい思いをたくさんするのがヘアピンです。
私もマッチポイントが近づくにつれ、凡ミスをしてしまう一人です。
相手も同じようなレベルならば習得できれば最強の武器になるのもヘアピンです。
是非一緒にヘアピンマスターになっていきましょう。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ヘアピンショットを打つ際に頭に入れておきたいの4つのコツ
よし!ヘアピンを習得できれば強い武器になりそうだ!と思っていざヘアピンを闇雲に練習しても意味がありませんよね?
ここではヘアピンを打つ際に頭に入れておいて欲しいことを4つ紹介します。
- ヘアピンは打つというより弾ませるイメージで!
- ヘアピンのベストな打点を捉える!
- ベストな打点で打つためにはどうしたらいいの?
- 次のレシーブに備えるためには重心移動がキーポイント!
具体的なポイントについては、ヘアピンの打ち方で紹介していきますが、まずはしっかりヘアピンのコツを捉えていきましょう。
1.ヘアピンは打つというより弾ませるイメージで!
他のショットと比べて、力より技が必要なヘアピンでは手や腕に力を入れずシャトルに軽くタッチするくらいの力加減が重要です。
打つというよりもシャトルを弾ませるイメージに近いです。
初めは他のショットの打ち方と違うので、使い分けが難しいかもしれませんが力をいかに抜いていくかにフォーカスして見て下さい。
2.ヘアピンのベストな打点を捉える!
ベストな打点とは、ネットの高さより高い位置のことです。
高い打点で打つほど、より早くコートに落ちていくからです。
低い打点では、ネットの位置を狙って跳ね返すことになってしまうのでコントロールがとても難しくなってしまいネットに引っかかったり、入っても浮いてしまうことが多いです。
今まで引っかかったり、浮くことが多かった人の中にはこの打点を見返して見ることをお勧めします。
3.ベストな打点で打つためにはどうしたらいいの?
では、どうやってベストな打点でヘアピンを捉えることができるのかというといかに早くネット側に行くためには予測とフットワークの素早さ、そして、ヘアピンを打つフォームが整っていることがポイントです。
ネットより高い打点で捉え、力を抜いてシャトルを弾ませられるためのフォームが必要です。
4.次のレシーブに備えるためには重心移動がキーポイント!
そして、次のレシーブに備えるためには体の重心移動がキーポイントです。
足の重心は、かかとから踏み込み、打点の時に前重心になるタイミングがベストです。
後ろ重心だとせっかく当てたシャトルがネットを超えてくれません。
水泳のクイックターンのイメージで、シャトルを返した後、どんな返球が来ても対応できるように重心移動をうまく使って次に備えます。
とはいえ、試合中ではなかなか上手くいかないものですよね。
私も試合の後半で集中力も体力も限界まで来ていて太ももの筋肉がプルプルと勝手に震えている中、ヘアピン攻撃を食らった時は本当に「やめてくれよ。」と心の中で泣き叫んでたことがありました。
やっと取れたヘアピンを、なんとか浮かないようにヘアピンで返した後に、相手が私の後方にポーンと高くレシーブで返された時は今でも鮮明に覚えています。
相手がドヤ顔でレシーブし、動かなくなった体を残し、視線だけシャトルを追う光景がスローモーションで見えたことを思い出します。
そんな悔しい思いからヘアピンのコツ・打ち方を皆さんに紹介しているのかもしれません。
それでは気を取り直してバドミントンのヘアピンの打ち方で具体的にどうしたらいいか見ていきましょう!!
ヘアピンショットを身につける際の4つの打ち方のポイント
ヘアピンのコツは、なんとなくわかって頂きましたでしょうか?
それでは具体的に打ち方のポイントを4つ紹介していきますね!
打つのではなく弾ませるイメージで!
バドミントンのヘアピンの打ち方の一番のポイントはコツでも言いましたが、他のショットはしっかりと打点を捉え力で打ち返すのとは違います。
ヘアピンは力よりも技が重要なショットなので、シャトルを弾ませるようにタッチするイメージが大切です。
打ち返すというのではなく、弾ませる感覚を是非身に付けてみて下さい。
ヘアピンのフォームは背筋ピーン!
フォームとしては、フォアハンド・バックハンド共に、ラケットを胸の高さより上に並行に上げ、頭を下げずに、胸を張るように意識して下さい。
いかにラケットを水平に安定させられるかがポイント。
頭を下げてしまうと自然と体が前傾姿勢になり水平のつもりでも傾いてしまいます。
胸も同じで猫背の姿勢では自分の目で捉えているより傾いているものですので
背中に一本真っ直ぐな棒が垂直にあるイメージを捉えてみて下さい。
フェンシングのようなイメージに近いのかもしれません。
重心移動のタイミングが大事!
足の動きに関しては、こちらもフォアハンド・バックハンド共に利き足をしっかりと、かかとからつま先へと踏み込んだタイミングでシャトルを捉え、打つ打点で前重心になるように重心移動を行って下さい。
後ろ重心の位置で打点を捉えてしまうと勢いが伝わらずシャトルがネットを超えてくれません。
レシーブに備えよう!
そして、次のレシーブに備えてすぐにホームポジションに戻れるようフットワークは軽めにいきましょう!
重心移動が前重心になりヘアピンを返した後、利き足の膝にバネが入っっているイメージで再び後ろ重心に戻し、自然と体がホームポジションに戻るよう、反動を利用して戻ります。
レシーブが浮けばしっかりとプッシュで決められる意識とレシーブがコート後方まで返されても返球できる意識など
どんなレシーブが来ても対応できる余裕が欲しいものです。
私の場合、この中で一番苦手だったのが、背筋ピーンとするフォームでした。
昔から猫背だったもので、なかなか感覚がわからなかったのですがひと昔前にランドセルのCMで体操のお兄さんが言っていた背筋ピーンというフレーズがしっくり来てヘアピン練習の時は頭の中では体操のお兄さん気分でいました。
だんだんと見ていた角度が変わり、安定してヘアピンのコントロールが上手くなって嬉しかったものです。
まとめ
- ヘアピンのコツは、ネットより高い打点で、打つというよりシャトルを弾ませるイメージで捉えることが大切!その為には予測とフットワークの素早さを身につける事、そして、次のレシーブに備えるには重心移動をうまく使うことが大事!
- ヘアピンの打ち方は、胸の高さより上でラケットを水平に保ち、頭を下げず、胸を張り、背筋ピーンのフォームで打ち、しっかりと踏み込んだ前重心の位置でシャトルを捉え、膝のバネの反動を利用し重心移動を行っていくことが大事!
ともあれ、どんなショットも失敗して覚えるのが一番の近道です。
コツや打ち方のポイントをしっかりと捉えられれば、なぜ失敗したのかを分析することができます。
しかし、初心者の方でも上級者の方でも、ショットの悪いクセを見直すのは至難の技だと思います。
シャトルがどうやってラケットのガットに当たってネットを超えていたかイメージしましょう。
丁寧にフォームをイメージしながら、スローモーションと、コマ送りで振り返りながら自分のヘアピンを思い返しましょう。
練習では反復運動で体に覚え込ませ、考えずとも体が反応してきたら大成功です。
心がけて欲しいのは決して焦らずに一つ一つポイントを絞って、納得しながら丁寧に取り組んで欲しいです。
あなたのバドミントンライフに少しでもお力になれれば光栄です。
最後までお読み頂きありがとうございました。